「「年収150万生きられぬ」/琉大授業数縮減方針で集会/非常勤講師ら悲鳴」
「「年収150万生きられぬ」/琉大授業数縮減方針で集会/非常勤講師ら悲鳴」
「琉球新報」 (08年12月12日社会35面)
「生活できない」「教育機関としての責任を放棄している」。琉球大学が2009年4月以降のカリキュラム編成に伴い、語学などの授業数を縮減する方針を示していることに対し、県内3大学の非常勤講師や学生の有志約20人が11日夜、宜野湾市内で緊急集会を開いた。参加者からは、授業数の減少に伴い、学生の語学力低下を懸念する声が続出。年収200万円程度しかない非常勤講師の授業が大幅に減らされ、50万円以上の減収となることから、「年収150万円では生きていけない」「雇い止めはないというが、生殺しだ」など声が相次いだ。
同大は、国の運営交付金の削減など厳しい財政事情と教育改革を理由に、語学と体育系のカリキュラム編成を検討。語学については現554コマから約3割減らす計画で、2500万円の削減になる見通し。
新カリキュラムでは、語学の授業単位数が1年次で現行の計6コマ6単位から、計3コマ6単位となる。参加者の一人は「時間を半分にして単位は同じ。単位の水増し」と指摘。学生は「今でさえ希望する授業が取れない」とさらなる授業数減の影響を懸念。学生有志は同計画に反対するアピール行動を展開する考え。
参加者の被トルは「大学側は語学力を低下させないために『学生の自主性と教員の工夫』というが、被害を受けるのは学生と、授業数と給与が減らされるのに従来通りの責任を求められる非常勤講師だ。理事会は教育と生活の破壊を強行しようとしている」と強調した。(佐藤ひろこ) 『琉球新報』(08年12月12日社会35面)
「琉球新報」 (08年12月12日社会35面)
「生活できない」「教育機関としての責任を放棄している」。琉球大学が2009年4月以降のカリキュラム編成に伴い、語学などの授業数を縮減する方針を示していることに対し、県内3大学の非常勤講師や学生の有志約20人が11日夜、宜野湾市内で緊急集会を開いた。参加者からは、授業数の減少に伴い、学生の語学力低下を懸念する声が続出。年収200万円程度しかない非常勤講師の授業が大幅に減らされ、50万円以上の減収となることから、「年収150万円では生きていけない」「雇い止めはないというが、生殺しだ」など声が相次いだ。
同大は、国の運営交付金の削減など厳しい財政事情と教育改革を理由に、語学と体育系のカリキュラム編成を検討。語学については現554コマから約3割減らす計画で、2500万円の削減になる見通し。
新カリキュラムでは、語学の授業単位数が1年次で現行の計6コマ6単位から、計3コマ6単位となる。参加者の一人は「時間を半分にして単位は同じ。単位の水増し」と指摘。学生は「今でさえ希望する授業が取れない」とさらなる授業数減の影響を懸念。学生有志は同計画に反対するアピール行動を展開する考え。
参加者の被トルは「大学側は語学力を低下させないために『学生の自主性と教員の工夫』というが、被害を受けるのは学生と、授業数と給与が減らされるのに従来通りの責任を求められる非常勤講師だ。理事会は教育と生活の破壊を強行しようとしている」と強調した。(佐藤ひろこ) 『琉球新報』(08年12月12日社会35面)
by okinawa-hjk-union
| 2008-12-12 19:51
| メディア